万翔葉

〜雨の日は ちょっと寄り道 花宿り〜

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積極的に描きたくなる対象は、子供たちです。子供が好きなんです。

子供の目線で見られるような絵を描きたいと思っています。

かわいいだけじゃなくて、踏み込むと、ちょっとこわかったりする世界を描いていきたいですね。

透明水彩は、好きな作家さんが使っていたから始めてみたんです。

人気のあるイラストレーターさんのHPを見るのが好きでした。

他にも、いわさきちひろさんの水彩の淡い感じの色合いも好きですし、星野富弘さんのお花の絵も好きです。

印象派のぼんやりとした絵が好きで、油彩のモネも好きでした。

高校生の半ばくらいまでは、漫画家になりたいと思っていたんですよ。

コマ割りが苦手で、途中から絵を描いているほうが楽しくなってきて、一枚絵ばかり描いていました。

中学、高校と美術部で、デッサンや水彩、油彩も少しやっていました。

中学の終わりころから高校にかけてはPCで描いてもいましたが、ネットには描いた絵をアップしていませんでした。

当時からアナログの方が好きでした。デジタルはどうしても作業感を大きく感じてしまいまして。

透明水彩を使用して絵を描き始めたのは、高校の終わりです。

そのころ、飛鳥新社さんの季刊SS(スモールエス)に投稿を始めてみたら、

ほどなくして飛鳥新社さんからメイキングのお仕事をご依頼いただいたことがありました。

このことは自分の中で大きな衝撃でした。こういう形でお仕事のご依頼をいただくことがあるんだ、と。

全く考えてもいない角度から突然来たので。

人に見てもらえる機会を増やしたいな、と思い、アーツラボの展示やコミティアやデザインフェスタ等の即売会に参加するようになりました。

そこで絵を描く友達も増えていき、お話を聞いていると、ネット経由で仕事をもらった、とか展示で声を掛けられた、とか。

私がそれまで頭の中で考えていた仕事のもらいかたとかなり違ったので、びっくりしました。

今は透明水彩を使った自分に合った描き方ができてきました。マットに塗る、塗り重ねていく感じです。

最初は24色セットを買い、つぎたしていっていたのですが、いまは赤青黄白の4色のみ使っています。

そもそもオリジナルの場合、描き始める前に、どんなものを描くか考える時間が長いのに、描き始めてからも

同じピンクでもどのピンクにしようかな、と絵の具をひっくり返して考えるのが手間になってきまして(笑)

今は、自分の世界観をもっと出していける作品をつくりたいです。

自分の一番好きな絵を描きながら暮らして行ければいいな、と思っています。

編集あとがき

インタビュー実施月:2014年5月
インタビュー当日、万翔葉さんの「ネタ帳」と「構想ノート」を拝見させていただきました。
辞書を見るのがお好きだそうで、気になったことを意味と一緒にネタ帳に書いておき、絵を描き始める前には
構想ノートに設定等をまとめてから描き始めるそうです。貴重なノートを見せていただき、ありがとうございました。

Interview supported by:

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Creator Profile

万翔葉 (ばんしょうよう)

性別:女性

サークル名:13. サーティーンピリオド

HP  http://bansy0.jp/
twitter  https://twitter.com/bansyo_ 
Instagram http://instagram.com/bansyo_

商業活動:

ARTs*LABo 2014.5 アリス展フライヤー
ARTs*LABo 2013.5 アリス展フライヤー
飛鳥新社 『スモールエスvol.23』対談 七神マナ×万翔葉
飛鳥新社 『スモールエスvol.18』水彩メイキング 他




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