高校を卒業してから2年間ほど社会人をやっていましたが、絵の専門学校に行きました。
就職した会社が、未来が見えてこなかったんです。
マズいなぁ
自分がやりたい事をやるなら今すぐ決断した方がいい、と。
専門学校ではキャラクターデザイン学科。
自分の進路は自分で決める、幅広いことを学ぶ学科でした。
卒業後、そこで先生と生徒の間に入るチューターを1年やってたんです。
先生のサポートをしたり、生徒に教えたり、学校の広告のデザインしたり。
年に1、2回、専門学校で編集部批評会というのが開かれたんです。
ライトノベルや漫画の編集部の方が生徒の作品を見て批評してくれる。
チューターになってからも参加させてもらいまして、参加をきっかけに、漫画の担当さんに付いていただけたんです。
初めて漫画家になろうと思いました。
編集部批評会に出した作品は、卒業制作で作った漫画でした。
当時デザイナーになりたかったのでデザイン系で卒業制作を作ればよかったのですが、絵を上手くなるために専門学校に入ったのに絵じゃないものになってしまうのがなんとなく嫌だったんですよ。
といっても、絵だけだと埋もれてしまう気がして、もう少し変なことをしたいな、と。
それで漫画の展示にしました(笑)
専門学校にいる期間は毎回、コミティアに出ていました。
デザインもすべて自分でやる。
どうやったら色々な人に見てもらえるか考えると、毎回、新しい発見がありました。
漫画家になろうって決めてからは、コミティアの出張編集部にもよく行ってましたね。
そこで担当さんに付いていただけることもありました。
色々な人と1冊の本を作るのが楽しい。
それが即売会の喜びです。
メンバーの絵が表紙になって、それをデザインするのがとても楽しいです。
試行錯誤がいいですね。
形になると、それまでの苦労が吹っ飛びます。
漫画を読むときにも装丁は気になります。
コミックスを手に取って1番見るところですね。
自分が出したコミックスの装丁デザインを、自分でやるのが今の目標です。
インタビュー実施月:2014年5月
カガミツキさんは、自身の作品を売り出す新しい方法を精力的に作っていきたい、とのこと。
自己プロデュースできる客観性は、即売会で作品を手に取ってもらうための事前事後の工夫により磨かれていったのかもしれません。
カガミツキ
性別:男性
茨城県
サークル名:AChaDe-8th(アキャデイト)
HP | http://mmoon.soragoto.net/ |
https://twitter.com/nyogetsu |
商業活動:
集英社『第2回アオハル漫画賞/友情部門』奨励賞
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス『第12回電撃大王新人発掘プロジェクト/読み切り部門』努力賞
KADOKAWA/MFコミックス『祓ってませんよ?』全2巻(第2巻は2014/6/23発売)