舘(たち)

〜私だけの感情、僕だけの色彩〜

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drawr(※)は練習場所という認識で、好き勝手に描いてたら、それが僕にとってよかった。

人に見られるために描いていたわけじゃなかった。

仕事にしてしまうと駄目なタイプのようです。

自由に描いている絵は「こうした方がいい」「駄目だ」など言われない。

drawrとTwitterの連携で知り合いが増えていきました。

※…ドロワー。Pixivと姉妹関係にあるようなイラスト掲示板で、イラストをアップするだけでなくFlash製の描画機能がついている。

僕がdrawrに執着する理由はふたつあります。

色弱なので絵の具や色鉛筆やコピックが一切使えないんです。

中学生のときに美術の授業で叱られまして

「ピーターパンの肌を何で黄緑に塗っているの!」と。

僕、ふざけたりしない生徒で、真面目に塗っていたんですけどね。

もうひとつの理由は、手が汚れるのが嫌だから(笑)。

肌の色の塗り方で叱られたことが記憶に根付いていまして、

だから僕の女子、みんな肌色がついてないんですよ。

赤い影、ピンクの影を塗ることはあっても、肌が真っ白。

肌色を塗ることに抵抗があります。

落書きのように絵を描いてきて、その延長線上にdrawrがありました。

僕が怒ったり悲しんでいれば、絵も怒っていたり悲しかったり。

イラーっとしたときに悪口を言わずに、美少女に乗せて発信する(笑)。

それが“卑屈女子”につながる。

イラストそのものは自分の心情吐露だから、これ以上どうこうしようというものはないですね。

売れたい、知られたい、よりも欲する人に届くようにしっかり揃えておきたいです。

drawrで知り合った卍(まんじ)さんの絵が好きです。

画風や世界観もドンピシャで、何より自由に描かれているところ、

一目で卍さんとわかるところなど、影響を受けました。

センスがあるのに気負っていないスタイルに憧れます。

平凡な男子だったので、女子に特別憧れられる存在では無かったです。

即売会だと「あの絵を描いてる舘さんや」という目で見てくれる。

そういうイキイキとした目の女性は素敵に見えて、それが絵に還元されます。

みんなに会える場所。

色々なグッズを作りたい…

例えばiPhoneケースとかニーソックスとか。

魅力的なグッズをたくさん作って、グッズを作る活動を固めていきたい。

編集あとがき

インタビュー実施月:2014年6月

女性の容姿や顔立ちは、実際に知り合った人や街で見かけた歩いている人を観察して、素敵だと思ったら絵に反映させるそうです。
舘さんの絵が他の誰の絵にも似ていないと感じるのは、そういうところからだと思います。

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Creator Profile

舘(たち)

性別:男性

京都

サークル名:”ちゃんたちもっもっ”って知ってる?

HP  http://drawr.net/tachi1drawr
twitter  https://twitter.com/tachi_oekaki 
tumblr http://tachi1blrblr.tumblr.com/

商業活動・展示等

コミティア
コミックシティ東京(版権)
コミックシティ大阪(創作)
名古屋コミティア
福岡コミックシティ 他




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