K, Kanehira

〜幻影という名の希望、廃退という名の華めき〜

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絵を描き始めるとき、綿密な設定は決めていないです。「だいたいこういう世界」という想像で描きます。

ここしばらく描いているのは、うんと未来の世界なんだけど文明が衰退してしまって、過去の遺産に寄り添って生きている…くらいのイメージですね。

設定よりもシルエットのイメージから始まり、絵として構築していきます。

しっかり設定した上で絵として出力するかたもいますが、わたしは真逆のタイプかもしれません。

スタートレックのエンタープライズ号の形が好きでよく落書きしていました。ぼくのメカデザインの元になっている。

SFを好きになったのも、スタートレックがきっかけです。藤子不二雄先生のようなSFの世界が大好きです。

メカや建物が好きでした。小学校のころは、駅ビルを描いていたり、戦艦を描いていたり。いわゆるアニメや漫画のキャラクターを描くよりもそういったものが好きでした。

メカは好きでしたが、自動車だけはシルエットが苦手で描きませんでした。タイヤのついていない未来な乗り物が好きでしたね(笑)

まともに描き始めたのは専門学校時代の19、20歳の頃からで、それまでにもたまに空想上の街並みをを発作的に描いたことはありましたが、線画止まりの落書き程度でした。

今の職場に入って、仕事で毎日描きながら時々自分の絵も描いて、それが人に見せられるようになるのに4,5年はかかったと思います。

思い付きを絵に起こすためにも技術が必要で、それは仕事でさまざまなモチーフをたくさん描くことで身につけました。

そういった技術や知識が、趣味で描いている絵にも多分にアウトプットされています。

高校のとき、卒業してどうするか考えたとき、ゲームが好きだからゲームを作りたいと思いまして、

安易にプログラマーかな?と思ってそっち方面に進んだのですが、見事に挫折しました(笑)

その後、ゲームのグラフィックと企画のシナリオを学んだのですが、当時は、絵を仕事にするなんて考えつきもしませんでした。

20歳くらいまでは、描いた絵を人に見せても、ポジティブな反応はほぼ得られませんでした。

授業で一通り絵は学びましたが、絵を仕上げることには苦手意識を持っていました。

CGでも絵の具でも、線画のように思い通りに描けないのです(笑)

見てくれたかたからの反応をいただけるのは嬉しいですね。

仕事だけではなかなか味わえない部分です。

即売会に作品を出すと、どの絵に人気があるのかダイレクトに見られて楽しいです。

時々思い浮かんでは離れない、自分の見てみたい風景を形にしたい、という思いで描いてますので、

それを続けられたらいいな、と。

編集あとがき

インタビュー実施月:2014年5月
2006年11月のコミティアが即売会初出展で、その時はポストカードとA4紙の作品を家のプリンターで印刷し持っていったそうです。
次に、アーツラボのポストカード展に参加を始め、デザインフェスタ、コミックシティ、新潟コミティア、そうさく畑等の即売会にも参加され始めたとのこと。

絵を仕事にできるなんて昔は考えつきもしなかったなんて、にわかには信じられないような事実でした。。

Interview supported by:

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Creator Profile

K,Kanehira

性別:男性

futuristic impression(フューチャリスティックインプレッション)

HP http://www.geocities.jp/psm021/
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tumblr http://k-kanehira.tumblr.com/

商業活動:

非公開




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