仮眠

〜マドロミングセルセル〜

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たまごっちが絵の始まりのきっかけの一つでしたね。育てたのを描いてました。

ドット絵が好きな理由の大元もたまごっちにあるのかもしれません。

任天堂さんのゼルダや星のカービィ、マリオのヨッシーも良く描いてました。

元々は線画描いて、レイヤー描いて、といわゆる一般的なデジタルの描き方でした。

川洋さんのような、厚塗り(※油絵のように色を重ねていく手法)をする方をネットで見て衝撃を受けました。

レイヤーを分けずにアナログのように描き進めていくのがすごく楽しそうに見えて。

そこから厚塗りを始めました、18歳くらいのころですね。

キャンバスで遊ぶような、スピーディーな。今でも難しいです、厚塗り(笑)

1作品作るのに日数でいえば、2,3日〜1週間くらいかけてます。

まず、キャンバス上に好きに「わーっ」とかくのだけど、その「わーっ」がうまくいくと短くて済みます。

使う色も気分で決めますが、並べたときに同じようなのを続けたくないな、という思いはあります。

初めて即売会に出展したのは専門学校1年の時で、山口県のコミックサイトという即売会です。

ビッグサイトで行われる大規模な即売会に出たのはその1年後で、コミティアでした。

正直、規模の大きさにびっくりしました(笑)。当然人の多さ、作品を手に取ってもらえる割合も変わってきますしね。

それに、ネットで知っている憧れの作家さんを近くに感じられるのも即売会の素敵なところです。ネット上では雲の上の人なのですが。。

即売会に出展し続けるのは、楽しいから、です。数ヶ月に1回、人波にもまれると刺激になります。

声をかけてもらえたり、毎回来てくださったりすると、もっと頑張っていい絵を描こう!、という気持ちになる。

今度はこういう絵をかいてみんな(来場者)を驚かせたい、って。

即売会では、作品に対する声を聞けた時が一番嬉しいです。売れた瞬間も嬉しいのですが、それ以上に。

前から私のことを知ってくれてた人が評価してくれた時も、初見の人が褒めてくれた時も凄く嬉しいです。

ゆめにっきというゲームがありまして、この不思議な世界観にとても強い影響を受けました。

こういうの描きたいなー、自分だけの不思議な世界をかけたら楽しいかなぁ、と。

上の絵は今のタッチになってから初の思い入れのある作品です。

これより前は細部まで整えて描くスタイルだったのですが、全体のぼんやり感を重視するようになったのもこの絵からですね。

一番根底にあるのが、「楽しく描きたい」。上手く描きたい、より、楽しく描きたい、の方が大きいです。

そこを突き詰めて行ったら、今みたいになりました(笑)

今後も、楽しく描いていきたい。苦しみながらやっても意味がないと思います。楽しくないと、ですね。

編集あとがき

インタビュー実施月:2014年3月

仮眠さんの不思議な世界観は、人をはっと立ち止まらせるものがありますよね。

絵と関係ない他の楽しいことをやってると絵を無性に描きたくなる、というサイクルから作品を生み出しているそうです。

仮眠さんの・・・

好きな漫画: よつばと!、LIAR GAME、蟲師、ワンピース 他
好きなゲーム: リーグ・オブ・レジェンズ、ファイアーエムブレム、マインクラフト 他
注目クリエイター:  わかさん、百化さん 他
良く出展する即売会:  デザインフェスタ、コミティア、福岡コミックシティ

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Creator Profile

仮眠(かみん)

性別:男性

山口県

サークル名:電信インク(でんしんいんく)

HP  http://dc-ink.com/
twitter  https://twitter.com/kamin_ 

商業活動:

CDジャケットイラスト・デザイン

ライブイベントフライヤーイラスト

ポスターイラスト

小説口絵 他




Creators