Kaitan

〜奥へ奥へ 展がり続ける物語〜

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正直いって、小さい頃は「やらされている感」も自分の中で拭いきれないところがあったんです。

高校のとき美術予備校に通いましたが、その時もまだ絵を描くことについて煮え切らない部分がありました。

大学に進学したら、ある意味プレッシャーから開放され、遊びました(笑)

でも、その時も、すごく描きたい!という思いはまだ生まれてませんでしたね。

大学は日本画科専攻でしてアナログで描くので、デジタルで描いている人は、回りにほとんどいませんでした。

デジタルのグループ展をやるにしても、回りに一緒にやれる人がいなかった。

それにギャラリーを借りて展示会を仲間とやっても、お客さんにわざわざお越し頂くのは中々難しいんです。

どうしても長々とギャラリー内で仲間内でしゃべっているだけになってしまいがちです。

絵を描くことを純粋に楽しみだしたのは、デザインフェスタコミティア等のイベントに参加しはじめてからです。

友人に誘われて、デザインフェスタに出展したのが最初の即売会参加でした。ある種、感動しましたよ。

おしゃべりできる、人に見てもらえる。見てもらえる実感がある。

いろんな人に見てもらって、いいですね、って言ってもらえると、やる気がでました。

反面、シビアなところもあるんですけど。。となりには人来ているけど、、、とか。

僕はインスピレーション待ちのタイプです。大体の構図とか色とかの話です。

映画だったり、資料集だったり、画集だったり、写真集だったり見ている時にぴーん!とくることがあります。

これだ!っていうのが来る瞬間がある。それでも途中までかいてだめだってなることも多いです。

3回から5回のぴーん!のなかで、最後まで描ききれるのが1個あるかないかくらいです。

理詰めで考えてもうまくいかなくて。理詰めというのは、例えば、描きたい場面がぼんやりあるとして、

どうやって見せたらおもしろいかな、主役はここで、目線の流れはこう、この対比でこう行こうって考えること。途中でいやになってしまいます。

インスピレーションの場合、それらは後付けです。あとで対比をつくったり、順序をつくったり。

場面がぱっとでてくる。大体のところはその一瞬で決まります。

理詰めよりインスピレーション待ちのほうが、納得できる作品を作れる確率が高くむしろ効率的なんです。

理詰めで考えてもうまくいかなくて。理詰めというのは、例えば、描きたい場面がぼんやりあるとして、

どうやって見せたらおもしろいかな、主役はここで、目線の流れはこう、この対比でこう行こうって考えること。途中でいやになってしまいます。

インスピレーションの場合、それらは後付けです。あとで対比をつくったり、順序をつくったり。

場面がぱっとでてくる。大体のところはその一瞬で決まります。

理詰めよりインスピレーション待ちのほうが、納得できる作品を作れる確率が高くむしろ効率的なんです。

即売会とかイベントは今は生き甲斐とも言えます。なくなると、やる気が半減すると思います。

ネットに公開して、見てコメントくださる方はいらっしゃいます。それはとても嬉しいです。

けれど、実際には会えないですよね。仮にイベント当日に会話ができなくても、買ってくれるかたの作品見たときの顔とかは見れます。

嬉しそうな顔が見れると嬉しいです。実際見てくれる人に会えるっていうのは嬉しい。

将来的にこれすごくやりたい、ということは現在模索している最中です。今は描くこと自体がすごく楽しい。一日中描いていられます。

もうちょっとできるかな、と思ってます。もうちょっと良くできるな、と思います。形の甘さ、色のつめられなさ加減が見えるんです。

上手くなって、見て買ってくれるかたに喜んで欲しいと思っています。

編集あとがき

インタビュー実施月:2014年4月

理詰めよりインスピレーション待ちの方が効率が良い、という展開にはうならされました。こういった作品が見られるのであれば、記者はいくらでもぴーん!を待ちます。

良く出展する即売会は、デザインフェスタ、コミティア、クリエイターズマーケット、コミケ、とのことです。

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Creator Profile

Kaitan(かいたん)

性別:男性

東京都

サークル名:海鳩堂(うみばとどう)

HP  http://bluefire.sakura.ne.jp/
twitter  https://twitter.com/kai_0071 

商業活動:

ソーシャルゲームの背景 他多数




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