チェリ

〜ゆるゆるムーヴ〜

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きっかけは覚えてないのですが、高校に入ってから絵本にはまり、絵本めぐりをしてました。

本屋に行ったり図書館に入り浸ったり。学校にはあまり行かずに(笑)。

高校以前は絵にもデザインにもあまり興味はなかったです。

高校の頃も絵本にだけ興味がなぜか出て。なぜなんでしょうね?わかりません。

デザインの専門学校に入りましたが、あまり授業に身が入りませんでした。

そんなころ、やなせたかし先生が編集長をしていた「詩とメルヘン」という月刊誌に出会いました。

たくさんの詩が載せられた雑誌でして、その中で「掲載された詩にイラストをつける」というコンクールが毎月ありました。

その楽しそうなコンクールに、私は絵を投稿していました。絵を描き始めたのがこのタイミングです。

賞はもらえませんでしたけど、私の絵が掲載されたことがあります。すごく嬉しかったことを覚えています。

専門学校を卒業してからはデザイン会社に入り、販促物やパッケージのデザインをしていました。

デザインのお仕事はとても楽しくて、充実して、それに伴い、絵はまた描かなくなりました。

絵をまた描き出すようになったのは妻の影響です。妻がAdobe Illustratorのベジェ曲線(※PC上で線や面を描く手法の一つ)で絵を描いていて。

ベジェはこれまでデザインでしか使ったことがなくて、それで絵を描くのはとても楽しかったです。

妻はAdobe Flash(※アニメーション作成の手法の一つ)も使えたので、それも教えてもらいました。

教えてもらってばかりですね(笑)。20代半ばのこの頃に、今のテイストの絵を描くようになりました。

その後、フリーランスのデザイナーを経て会社を設立したのですが、

同じタイミングに、私と妻と友達の3人で、ベジェで描いたオリジナルイラストの同人誌を作り、コミケで販売してみました。

ありがたいことに、見てくださったクライアント様からイラストの御依頼を頂くようになりました。

また、この同人誌により、ベジェ絵描きの仲間も自然と集まるようになって、発行してとても良かったと思います。

2011年の春、「47都道府犬」(公式サイトはこちら)というFlashアニメ企画が動き出しました。

当初キャラクターデザインだけでしたが、アニメーション制作自体も弊社で行うことになり、すごく緊張しました。

Flashは、ゲームグラフィック、イラスト素材としてしか作ったことがなかったので、30秒のキャラクターアニメーション、それに伴う脚本等、全てが初めての経験で実際に出来るかどうか不安でした。

しかし、スタッフ達の支えもあって無事完成し、さらにユーザ様に好評を頂けて、とても嬉しかったです。

そんな経験がきっかけとなって、今はもっとアニメーション作品を作ってみたいと、強く思うようになりました。

妻の描くくだらないキャラを、面白おかしく動かせたら楽しいんだろうなあと。

頂けるデザインのお仕事も楽しくやらせて頂いて、愉快で優秀なスタッフ達に囲まれて。

そしてさらに、今、やりたいことも見つけられて。

一貫性がない半生ですが、その時その時のやりたいことをちゃんとやれたのはとても幸せだったと思います。

そんな風に、今後も楽しいことをやっていけたらいいな、と思っています。

編集あとがき

インタビュー実施月:2014年4月

チェリさんの会社は、自社アニメーション作品「どうしても干支に入りたい」を制作中です。楽しみですね!
(プロモーションビデオはこちら

何で当時絵本にあんなにはまったのかとおっしゃっていましたが、今やりたいことをお聞きするに、
「お話をつくる」ということへのチェリさんの直感的な関心が感じられ、大変興味深かったです。

良く出展する即売会は、コミケ、デザフェスとのことです。

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Creator Profile

チェリ(cherri)

性別:男性

東京都

サークル名:バケタンブログ

HP  http://www.pollyanna.co.jp/
twitter  https://twitter.com/cherri_cherri 

商業活動:

株式会社ポリアンナグラフィックス 代表




Creators