もぐさ

〜わたし と わたしを泳ぐものたち〜

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美術的に評価が高い絵は写実的なものばかりではないですよね。上手いのかよく分からないものもある。

人によって考え方が違う?人によって見る世界は違うんだな、と考えるようになりました。

今こうして生活しているけれど、あそこで歩いているあの人には世界は違うふうに見えているのかな、という

漠然とした疑問から、日常生活をテーマにすることが多くなりました。

高校卒業するくらいまでは、友人とオリジナルの漫画っぽい何かを描いていました(笑)

元々小さいころはポケモンカードの模写等よくしていて、人以外を描くことが多かったですが、漫画を描くようになってから、人も描くようになりました。

あとは、好きな漫画、当時はやっていた漫画を模写するのを延々と続けていましたね。

中学生くらいの頃からPCで描くことも始めました。最初はネットにつながっていなかったので、元々入っている「ペイント」で遊んでいました。

そのうち、インターネットをつなげるようになってきて、「お絵描き掲示板」で描いていました。

ずっとマウスを使って描いていましたね。タブレットを使い出したのは大学に入ってからです。

色を使い始めたのもPCを使ってからでした。

専攻は日本画で美大に進学しました。今はほぼデジタルでしか描いていないのですが、デジタルと日本画では全く勝手が違う。常に悩みどころです。

たとえば、紙がにじむ表現はアナログだと簡単にできますが、デジタルだと置いたものしか描けないですよね。

デジタルだとわざとらしくなっちゃうんです。そうならないために、いろいろ技術がいるなぁ、と。

アナログっぽい絵を描くことが性に合っていると感じていますので、デジタルでそれをどう個性的に表現できるか。

大学中にPhotoshopを買っておいたことが、私にとっての創作活動上の転機と言っていいと思います(笑)

在学中は触っていませんでした。使い方がよく分からなかったので。

わざわざ分かりづらいもの使う意味ないんじゃないかと思っていたけれど、表現できるものがたくさんある。

デジタルでの表現とソフトの習熟度、といいますか、ソフトを使う上での発想力は、切り離せないと感じています。

魚をテーマにした作品について、理由等聞かれることが多いのですが、特にこれといった理由があるわけではありません。

人が日常に歩いている中で魚がいる、というシチュエーションを何とはなしに描いたことがあって。

まだしっくりこないなぁ、と描いているうちにこのテーマの作品は増えていきました。

いま一番力を入れて取り組んで行きたい仕事は、CDジャケットイラストや小説の表紙などです。

有り難くもこれまでお声掛けいただいている分も合わせて、もっともっと描いていきたいと思います!

編集あとがき

とても魅き込まれる世界観ですよね。
もぐささんの描く非日常の日常がどこか懐かしく感じられるのはなぜなのか、とても不思議です。

よく出展される即売会は、コミティアとデザインフェスタとのことです。

Interview supported by:

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Creator Profile

もぐさ(mogusa)

性別:女性

栃木県

サークル名:Qualia(クオリア)

HP  http://muu.in/qualia/
twitter  https://twitter.com/mngsmgs 
facebook https://www.facebook.com/mogusa.monogusa

商業活動:

(※Strange) gritty humanさま 「irispace」 CDジャケット制作
nAginAtAさま 「Sonic hoic」 CDジャケット制作
kikel.jp 太宰治「令嬢アユ」イラスト制作
館山 緑さま 「落下症候群」 電子書籍版表紙制作




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